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わたしのエピソード

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介護の常識にとらわれない
新しいケアマネージャーの
ロールモデルに

柴田 浩介
介護支援専門員 | ケアプランセンター竜南 | 2011年入社
プロフェッショナルになりたい

小脳麻痺から救ってくれたリハビリの力に感動して

私は5歳のときに小脳麻痺にかかり、半年間入院していました。手が肩まで上がらず、平衡感覚もなく、ベッドで寝たきりの状態でした。椅子に座ることからリハビリを始め、カゴを作ったり、平行棒を使って歩行訓練をしたり…作業療法士さんをはじめ、スタッフのみなさんと楽しみながらリハビリしていたことを今でも覚えています。

奇跡的に回復し、後遺症もないことに自分はもちろん、両親もリハビリの持つ力に感動しましたね。退院後もしばらく通院していましたが、「リハビリにはメリットはたくさんあっても、デメリットが全くない。世の中にこんな素晴らしい職業があるなんて」と仄かな憧れを抱くようになりました。その頃から、将来はリハビリで人を助ける仕事に就きたいと思っていました。自分が大病を経験したからこそ身体を動かせない人の気持ちがわかるので、利用者様の立場に立って提案できるのは私の強みだと思います。

『駿府葵会』に就職してから、マッサージや機能訓練などのリハビリ、介護福祉士など、5年間の実務経験を積んで、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得しました。

利用者様にとって最もふさわしい生活のあり方を提案する

デイサービスとは、日帰りで施設に通っていただき、日常生活上のお世話や機能訓練を行うサービスです。入浴介助やマッサージ、食事、機能回復訓練などによって心身をリフレッシュしていただき、集団での社会的な交流を図ることで孤立感を癒し、自立を支援します。また、レクリエーションや季節のイベントを楽しみながらリハビリしたり、普段の生活についての相談や助言、健康状態の確認も行います。

心がけているのは、一人暮らしの方も多いので、決して不安な想いをさせないこと。忙しいからとこちらが走ってしまうと、利用者様に気を遣わせてしまいます。いつも元気良く、大きな声で挨拶することも大事です。

以前働いていたグループホームとは仕事の流れが全く違うので、最初は戸惑いましたね。グループホームは高齢者の方がそこに住んでいるので、私たちが様子を見て食事や排泄介助の判断をしていましたが、デイサービスは違います。利用者様それぞれの個性、できることとできないこと、ルーティンがあり、それを把握しておかないといけません。良かれと思って、私たちがすぐ手を出してしまうと逆効果になり、結果としてご家族の負担が大きくなってしまうのです。デイサービスはあくまでも利用者様の自立を目指しいているので、やり過ぎてはいけないということを学びました。

利用者様から「ここに来ればみんなとご飯が食べられるから楽しいよ」とか、「あんたたちと出会えてよかった。生きててよかったよ」と言われると、この仕事を選んでよかったとつくづく感じます。人生の大先輩からいろいろなことを教えていただく機会も多く、雑学の知識や生活の知恵も増えますよ。

近づき過ぎず、離れ過ぎない、程よい距離感が大切

ケアマネージャーの仕事は、介護保険サービスを使って、利用者様が望む生活の質を整えることです。最初に、利用者様とご家族の要望を伺ってケアプランを作成します。次に、ケアプランに基づいたサービスの手配を現場スタッフに指示します。そして毎月1回、利用者様のお宅を訪問して、状況の把握とプランの見直しをします。簡単に言えば、介護に関するあらゆる相談に応じ、介護サービスのトータルサポートを行うプロデユーサーのような存在です。

たとえば、「おじいちゃんがガンになったけど、できるだけ長く家に居させてあげたい」とご家族から相談を受けたとします。「それならこんな事業所で、こんなサービスが受けられますよ」というように、利用者様の生活を支えるために何が必要なのかを考え、その方に合ったケアプランを組み立てます。私が計画したプランに添って、介護福祉士やヘルパーがサービスを行うので、私の考えが間違っていたら利用者様の生命の危機につながります。40人の利用者様の24時間の生活を考えるので、精神的な負担は大きいですが、効果が表れたときは言葉にできないやりがいを感じますね。

ケアマネージャーと利用者様との関係を越えて

ある年の元旦に、認知症の利用者様が来られていたのですが、突然帰りたいと言い出したんです。その方がそうしたいならさせてあげる、デイサービスは家庭の延長線であるべきというのが私のポリシーなので、外に連れ出して、極寒の中、2時間一緒に付き添いました。何にも会話はありません。ひたすら歩くのです。赤信号でも渡ろうとするので阻止すると暴れます。それでもなんとか身体を施設の方に向けつつ、戻りました。

こんなこともありました。以前から知っていた一人暮らしのおばあちゃんの様子を見に行くと、玄関で排泄物まみれになり、半裸状態で呆然と座っていたのです。トイレに行くことすらわからなくなっていたんですね。でも彼女は家に居たいんです。元気な頃の彼女を知っているだけに、切なさで胸がいっぱいになりました。「おばあちゃん、夜は一人で寂しいでしょ。僕の知っている楽しいところに一緒に行こうよ」と声をかけ、入所していただくことになりました。どちらの出来事も、ケアマネージャーという立場ではなく、同じ人間として放っておけない、ただその一心で自然に行動したように思います。

自分の価値観を0にリセットして利用者様の想いをどれだけ尊重できるか

特養やデイサービスを利用される方は、多くの場合、ご家族が費用を出しますから、利用者様よりもご家族の方が権限が強いんです。どちらの想いを優先するのか? 私はできる限り利用者様に寄り添いたいと思います。もし、その方が料理をしたいと言ったら、させるべきだし、酒やタバコも好きなようにさせればいいと思います。バスをチャーターして、競馬や競輪ツアーに行ってもいいじゃないですか。その方が送ってきた人生を肯定できる喜びを感じられるように、人生の最終章は好きなことをさせてあげるべきはないでしょうか。危ないから、責任を持てないからといって何でも禁止して、ひたすら流れ作業的なサービスをこなすのが本当の介護でしょうか。ケアマネージャーは、利用者様に指示するのではなく、御用聞きをするのでもなく、利用者様と一緒に「よりよく生きる」という大きな目標に進んでいく、そこに存在意義があると思います。

介護業界は慣例を重んじるあまり、新しい取組みを嫌います。それでは何も変わりません。自分の価値観を0にして、1つの考えに固執することなく、広い視野から提案することが利用者様とご家族の幸せにつながると思います。

私は介護の常識を変えたいんです。私がいろいろな前例をつくることで、新時代のケアマネージャーのロールモデルになれたらいいなと思います。そして、男女を問わず多様な人材が集まって個性を活かせる職場になれば、新しい『駿府葵会』のサービスのカタチを表現できると思います。

充実した研修体制とアットホームな職場の雰囲気が魅力!

『駿府葵会』は研修制度が充実しています。月2回の院内研修のほか、外部研修も費用負担してもらえるので、向上心旺盛な方はより自分の可能性を伸ばせると思います。どの事業所もアットホームで働きやすい雰囲気なので、安心して飛び込んできてください。

柴田 浩介(しばた・こうすけ) 昭和61年、静岡市生まれ。静岡医療学園専門学校卒。柔道整復師として、脳梗塞患者のリハビリ、デイケア等の実務を経てケアマネージャーに。イエローモンキーが好きで、休日は学生時代から続けているバンド活動でリフレッシュしている。